DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>

そして、その絆の甘美さゆえに……人との関わりを絶てずにいる。ジュード自身。それくらいの自覚はあった。

しかし仮に、ジュードの素性を知ってガーフィールドが変わることがなくとも……知ってしまったがゆえに余計な事を背負うことになりかねない。

そして、それは人が背負うには重いものなのだ。それはいつか背負った人間を食いつぶしかねない事。

事実、あの少女は……リエルは。

ジュードなんかを信じたが為に、守ろうとしたが為に、命を落としたのだから――


「……理由はともあれ、リエルが俺に関わったが為に死んだのは事実だ。俺が殺したも同然だ」



そう、それが事実。

それが、二年前の真相。



「哀れな少女だ。俺に会いなどしなければ……あんな不幸に会わずともすんだろうに」


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