DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
「それは違うじゃろう?」
自嘲気味にジュードが吐いた言葉を今度はガーフィールドが否定した。
「自分の事情に巻き込んで死なせてしまって、自分を責めているんじゃろうが……それは違うかもしれんぞ」
「何故だ?」
「お前さん……あの娘とどこで知り合った?」
「……仕事先だ。殺しを依頼された男のところにいた」
「何故ずっとひとりでいたお前さんが、急にあんな小さな少女と暮らしだした?」
「……行くところがないと……連れて行けというから……」
言われて、当時を思い出す。
ターゲットの男の部屋で、ベッドに縛られていた少女。
目の前で男が殺されても泣き叫ぶこともせず、ただ、連れて行けとジュードのコートの裾を掴んだ痩せた指。
その幼い少女の瞳には、恐怖も、怒りも、動揺も……何の感情も見出せなかった。