DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>


「全くのう……困ったもんじゃ」

隣でガーフィールドが長い吐息混じりに呟く。

「本当は恨み言だとか苦情のひとつふたつ言ってやるつもりだったんがなあ……これだから、どうにもわしはお前さんを憎めんのじゃよ」

「……恨み言?」

前髪を掻き揚げるふりをして、頬を拭う。

「いや、それはもういいんじゃがな。ようはだな……わしが言いたいのは、だ。互いにまあ、色々あったことだしな、もう完全に他人顔せずともいいじゃないか……そりゃあ、わしゃただの老いぼれだが……もっと頼ったり、心を開くというかだな……」

「何が言いたい?」

何やら遠まわしに言いたげなガーフィールドにジュードは僅かに首を傾げる。

答えは、そう間を置かず。ジュードの予想外の言葉で返ってきた。

「わしらはもう、友人じゃろう? 
もっと色々と話してくれてもいいじゃろうて」

言った本人も、照れくさいのだろう。ボサボサの白髪交じりの髪が、ぼりぼりと小刻みに掻く手で更に乱されていく。

「…………そうだな」

苦笑を浮かべながら。けれど、ジュードも、その言葉に同意を示した。

こんな風だから。


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