DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
こんな相手に、稀に会ってしまうから……だから、自分も心底人間を嫌いになれないでいる。
完全に、只の餌として見る事が出来ないのだ。
そして、また。夢を見そうになってしまうのだ――
理不尽な夢。
不可能な夢。
でも、ほんの僅かでもそんな夢を見るくらいはいいだろう。
そう思ってしまう。
「いつか……気が向いたら、ちゃんと話すさ」
所詮は幻想。それでも、一時の慰め欲しさに嘘を吐く。
ガーフィールドに素性を話すことはない。リエルの二の舞にはしたくないから、この老人に話すことはない。
ガーフィールドは只の人間。
弱く、脆く、容易く命を失いかねない存在……だからこそ、話せない。
それでも、偽りでも。友人のふりをするくらいは許されるだろうか……