DARK†WILDERNESS<嘆きの亡霊>
頭痛に続き、ビクリと鼓動が跳ねる。
どういうわけか、攻撃的に血がたぎるのを覚えた。
防衛本能。
そんなものが働いているかのように……
「大丈夫か?」
ガーフィールドの声にようやくジュードは己を保つ。
このままでは瞳が変色し、本来の姿をガーフィールドに晒してしまう。
今のジュードはそれを望まない。たとえ幻想にすぎずとも、手に入れたものをこの場で壊してしまうつもりはない。
だから強い意志で。ジュードは自らの血の躍動をどうにか押さえ込む。
「なんだかつらそうじゃな……ああ……」
ちらちらとジュードと前方と交互に目線を彷徨わせていたガーフィールドが、何かに気づいたかのような声を上げた。
「ここまで来たらもう少しじゃ……ほれ」
ガーフィールドの声に促されジュードが進行方向の先へと顔を向けると、通路の先に円形に開けているのが見えた。
広場のように開けたその場所を指差し、ガーフィールドは言った。
「あの開けた場所はアルマ宮殿の真下じゃよ。あそこを抜ければ墓地はすぐじゃ」