D U S H ! !
「中川さんって若いですよね、何歳なんですか」
クーラーの前に現れた無駄に高級そうな骨董品を慎重に運びながら、運ぶ相手の彼女に言った。
「え、若くないですよ」
「若いでしょ。どうみても高校生くらいにしか見えないです」
「嘘~。もうすぐわたし三十路なのに」
「みそじ…!?」
ガチャン、何かが割れた音がした。
衝撃で俺のハートが割れたのかな、奈津子ちゃんという女神がいながら、俺、なんてことっ
「なんてことしてくれてんだよっ」
え、なに、鮎川。
もしかして、鮎川も中川さんのこといいなって思ってたのか?
「いや…ただ俺は…ちょっといいなーと思っただけで…」
「何言ってんの。お前、下見てみろよ」
鮎川に言われるがまま、下を向いた。
「壺が割れてるっ!!」