D U S H ! !


言っちゃった言っちゃった言っちゃった。

俺はこれからナツくん家の召使いになるんだ。
よろしくナツく…

「あら、それって茶色い和風の?」

「たぶん…それだと思います」

するとお母さまは何故か顔を明るくさせて言う。


「あっら~それ、もとから割れてるのよ。一生懸命接着剤でくっつけてたの、私が2年前割っちゃったやつ」


「わ…?」


俺は割ってないのか…?

わわわ割ってないんだ!!!


その瞬間、はあ、と肩の荷が下りたような感じがした。
言ってよかった。


「母さんが割ってたのかよ。ヤマトが可哀そう」

「ごめんねヤマトくん。でも夏央だって私のスカーフ縫って小学校の家庭科の夏休み課題してたじゃない」

「いつの話だよ…」




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