D U S H ! !



「う、ヤマト~ッ。オレ、オレ…」

「なんでそこで泣くんだよ」

「嬉しいから。けんかしてずっと話してなかったから!!」

「お前…」

「折角気を使ってくれたのにユカちゃんにも申し訳なくなって…」

「……。ユカに謝りに行くか。」

「うん!」



そうして俺達は仲直りして、ユカの元へと謝りに行った。

『1日で仲直りとかキモイ』

そんな風に言われたけど、良かったねとも言ってくれた。


「じゃあこれからはフェス出場の為に練習するのみだね」

「ああ。ユカにも…気ぃ使わせてごめん」


ユカのバイトが終わり、俺達は二人で帰った。

寒くて寒くて、こんな時はユカがくれたマフラーが役に立つ。

コートに手を入れて、話すと白い息がもれる。

「今日は寒いね」

月夜の晩、俺の左手と彼女の右手を重ねて帰った。




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