+゚☆月夜の舞姫☆゚+【短】
「あら、あたしが来ちゃいけないの?」


リリーは、アレンに笑顔を向けながら言いました。


「お前、家の手伝いをしなくてもイイのか?」


「平気よ!帰ったら、ちゃんとするわ♪」


リリーは得意気に言うと、アレンの持っていたバケツに視線を遣りました。


「今から掃除?」


「掃除は終わりだ。これから、裏の畑に行く」


「あたしも行ってイイ?」


アレンは、何も答えずに歩き出しました。


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