Virgin Snow
「三つ目のお揃いだね♪」


「あぁ!っつーか、ちゃんとわかってんじゃん!」


「当たり前でしょ!」


あたしはそう言って、嵐にギュッと抱き付いた。


お守り、ネックレス、ブレスレット…。


嵐のネックレスに触れながら、自分のブレスレットを笑顔で見つめた。


「あっ!!」


「どうした?」


不意にハッとしたあたしは、慌ててベッドから飛び起きてバッグを開けた。


「嵐!Merry X'mas♪」


そう言って、笑顔でプレゼントを差し出した。


「開けてイイ?」


「うん♪」


嬉しそうに箱のリボンを解いた嵐の隣で、彼の反応を待ちながらドキドキしていた。


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