続!イジワル王子とお姫様
「……つーか、そっちかよ」


ナツキくんは、私の頭上で呆れた声を出してる。


「え、そっちって?」


「いや……いーわ、説明すんのダルい」


「へっ?」


ナツキくんは、少し顔を上げた私を見てため息をついた。


「あー、面倒くせ。なんでオレが楽器なんか……」


「うん、ヤダ。人気でちゃう……」


学園祭で楽器弾くって、ただでさえカッコ良く見えるし、


ますますナツキくんのファンが増えちゃうよ。


胸がギュッと苦しくなる。


……不安だな。


たくさんの女の子からコクられてたナツキくんが、


私を選んでくれたコト、未だに信じられないんだよ?


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