Love story's
虹ちゃんが自営業の友達に借りた軽トラに、あたしの荷物を積んでいく。


「ほら、健一!休んでないでさっさと積んでよ!」


「何で俺がこんな事……。せっかくの休みなのに……」


健一は、ブツブツ言いながらも千晶から段ボールを受け取って、荷台に乗せた。


「ごめんね、健一」


いくら彼が相手だって言っても、さすがに申し訳なく思う。


「気にしないで!健一なんて、どうせ家にいたってゲームしかしないんだから、引っ越しの手伝いしてる方がよっぽど有意義だもん!」


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