ゴーストオブアイデンティティー
彼女が生きているのか死んだのかは、分からない。

銃声が聴こえてすぐに、闇風は遠距離サーチゴーグルのスイッチを切った。

知る必要が無かったし、知りたくもなかった。

闇風は無傷だった。


「あの子への言葉、訂正する必要があるわね」

No player for the dying…


今の人間の屑をみて、変わった。


――人間誰しも死望まず――


そんな言葉、綺麗事だ。

嘘だ。


人間、誰しも、死を、望む瞬間がある。

それは先程の屑人間の「諦め」であり、何時かは来る「飽き」である。

飽きれば、望むモノ全て手に入り、残りは「死」のみになってしまえば、







ヒトは、「死」を、望む。


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