ゴーストオブアイデンティティー
闇風は、思う。

いつか私にも、そんな瞬間が、やってくるのだろうか。

己への、殺人的衝動。

やって来た時、私は衝動に駆られず、生き延びられるだろうか。


未だ、来ていない。

私には、座敷闇風には「欲」がある。


今のところ、満たされる気配は無い。


不幸で、しかしそれのお陰で生き長らえる。


矛盾というべきか、逆説というべきか。


ここで、人は別れる。



望むモノを棄て、生を慈しむ者と、


生を棄て、モノを望み、その一時一時を、自身に刻み付ける者と、



二、種類………

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