ゴーストオブアイデンティティー
ヤナセが笑って、声を聞いて。

逃げた後、お金が無くて…博打で稼いだ事もあった。

賭け金は無いから、私が担保で。
あの時のヤナセ、怖かったな…


それでぼろ儲けした時は、ハメを外した。

追われてる身にも関わらず、堂々と表に生きて…服を買って、髪を切って…私は初めてお洒落を知った…

お金が尽きた時は、色んな事をして稼いだな…

バイトというものを転々としたり…

そのうち、裏に染まってた……私が、スナイパーとして売れるようになったから。

ヤナセが知ったのは、私が初めてヒトを殺してから一年後。
あんな怖いヤナセ、初めてみた。


一年。二年経って。

私は死にかけだっていう事に気付いた。

ヤナセには言うまいとしたけど、すぐにバレた。

怒られたな…泣かれたな…

嬉しかった。

泣いて、くれたんだ。私の為にって…思って。


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