ゴーストオブアイデンティティー
私は、世界を見ているのか?

偽物ではないのか?

その他諸々、稚拙な問いを自身に巡らし、激しく後悔する。


世界を与えてくれたのは、幸福だ。それを疑う自分の中身に、どす黒い汚れが滴る。

幸福は正しい。
間違うことは決してない。自分自身が信じずどうする………



幸福は私…私の心なのだ。疑っていいものじゃない。そう簡単に棄てられない。


この世界は本物だ。じわじわと、どこまでも腐蝕されているが、それはリアルを追究したため。こんなに穢れているのはその為だ。

世界は汚い。汚染物が蠢いて、毎日のように呻き声が聴こえてくる。



そんなモノは見たくなかったが、見えているのだから仕方がない。視覚と聴覚が備わっているから。


でも関係ない。
私が耳を傾けるのは幸福の声だけだ。神の声だ。例え罵倒されようとも、それを真実、信実と受け止めなければ………





………………罵倒

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