『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
茂[少年](だとすると、俺の記憶は…)


茂[少年](いや、待て…パソコンが真新しく成った事への疑問は俺だけじゃない母さんもだ…)


茂[少年](普通、二人揃って同じ記憶が有るなら…)
茂[少年](可能性として、1番納得出来る答えは、父さんが“皆に内緒で新しいパソコンを買ってくれた”って言うのがスンナリ行くけど…)


茂[少年](もしそうなら、父さんは自分が帰るまで、何処かに隠して置くだろうし…)


茂[少年](第一、父さんが母さんに見付からずに新しいパソコンを買ったり、この部屋に新しいパソコンを置いたりは出来無いんじゃ…)


茂[少年](それに、今日は学校のパソコンにも…しかも俺の席のパソコンにあんな不可解な事があったばかり…)


茂[少年](この2つが偶然?…)


茂[少年](偶然学校の誰かの悪戯で俺の席のパソコンが可笑しくなり…その日にまたまた偶然現れた真新しいパソコン…)


茂[少年](駄目だ…いくら考えても、まともな答えが見付からない…)


茂は本能に従い、不可解な出来事への疑問を自分なりに考えては見たが、納得出来る答えは見付からなかった。


そこで、自分の部屋の真新しいパソコンへのメールを思い出した。


茂[少年]『あスッカリ忘れてたメールが来てたんだった誰からだろう?』

茂[少年]『もしかしたら、今日の不可解な出来事へのヒントに成るメールかも知れないしな』


茂はパソコンの画面に映る“”マークにカーソルを合わせ、メールを開いた。

茂はそのメールを読んで、驚きの表情を浮かべた。


茂[少年]『何だって』

茂[少年]『そんな、そんな事有り得ないよ』


そのメールを読んで茂が驚いて居た次の瞬間


茂の耳に家のドアを開ける音が聴こえ始めた
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