『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
第12章『闇の歴史と光の民』
新道『宇宙船が地上を離れてまだ間もない時だった…』


日本政府達『畜生奴ら、まだあんな物を持ってたのか』


1発のミサイルが新道達を乗せた宇宙船に目掛けて飛んできた。



ミサイルが宇宙船に当たった。



宇宙船内。


咲『キャー…』


新道[昔]『うぁー…』

ミサイルと宇宙船の音『ドドドドヅドーン』


宇宙船が揺れながら地面にたたき落とされた。



咲『うっ、う〜ぅ…』


新道[昔]『咲』


新道[昔]『咲、返事をしてくれ咲…』


空は曇り、雨が降り始め、周りの街は崩壊し、まるで地獄そのものを滝沢達は見ていた。


新道と咲は墜落した宇宙船から外に放り出されていた。


新道『私は奇跡的にもかすり傷程度ですんだ…』


新道『だが、私はこの世で1番大切な人を失った…』』


新道が目を覚ますと、すぐ近くに、咲が横たわって居るのを発見し、咲の元へ歩み寄り、新道は咲を抱き抱えた。



新道[昔]『咲…死ぬな…頼むから死なないでくれ』

咲『うぅぅっ…』


新道[昔]『咲?…』


咲『貴方は…生きて……』

咲『私の…分ま…で……』

咲『どう…して、戦争…なんて…するんだろ…う…ね…』


咲『も…っと…平…和な…世…界だ……っ…たら…あな…た…と…ずっ…といっ』


新道[昔]『咲?…』


新道[昔]『咲死ぬな、死なないでくれ』

新道[昔]『さき―』


咲は静かに息を引き取る。
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