『Memory's Messiah』(ダークファンタジー)
老人『我々は、我々自身の中に有る我々独自の情報と思考、更には人類の常識を遥かに超えた能力の一部をDNAに変換し、君達“人類の持つDNA”と掛け合わす事にした。それにより、新たな生物、我々と人類との“混血児”を造っる事に成功した。その記念すべき一人目の子の名前は“new”“ omnipotent” “absolute” “half blood”の頭文字をとって“Noah”と名付けた。』


老人『我々は人間に姿を変え、赤ん坊のノアをとある羊飼いの夫婦に預け、地球人として、ノアを育てて貰う事にした。』


老人『そして、月日は流れ、成人となったノアと再会し、方舟を創らせ、出来るだけ多くの動物をその舟に乗せるように命じた。それを実行したノアを確認した私達は、ノアと舟に乗った動物達を舟ごと空へ避難させた後に、40日間大雨を降らし、大量の水で全てを、無に還した。』


老人『でも、この話しには続きが有ってねぇ、しかもその続きは、君達の知る“神話”とはかなり違う…』

新道[昔](神話の続きが違う?)


新道[昔]『じゃあ、私達に伝わるノアの話しの後と、本当の歴史は何故違うんですか?』


老人『それは、恐らく長い年月の中で少しずつ、話しがズレてしまい、そのズレの結果が君達の知る神話だと思ろう。』


新道[昔]『なら本当の歴史とは何なんですか?教えてください』


老人『良いだろう。』
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