メモリー
それから、順調にプログラムは進んでいき、とうとうクラス対抗リレーになった。
あたしは4人のうちの第三走者。
ちなみに隼人はアンカーだったりする。
「クラス対抗リレーにでる生徒のみなさんは入場門に集まって下さい。」
アナウンスが流れる。
いよいよだ。
あたしは本部席から立つと、早歩きで入場門に向かった。
なんだか緊張する。
今、あたしたちのクラスは第二位。
一位のクラスとは四点差。
十分優勝が狙える。