メモリー

「頑張ってね!!」


麗奈ちゃんは大声で叫んでくれた。


『ありがとう!!』


だからあたしも負けないぐらい大声で返す。



こうして応援してくれる人がいる。


それってすっごく幸せなことなんだ。



「よーい。どん!!」


出発係りのピストルで選手が走りだす。


それと同時に、あたしはある人を見つけて驚いた。


だってお母さんがいたんだもの。


お母さん…。


来てくれたんだ…。


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