メモリー

実はあの日以来、お母さんとは気まずかったんだ。


走ること反対してたから、来てくれないと思った。


だけどこうして、見にきてくれてる。


あたしの意志を尊重してくれたんだ。


そう考えると胸が温かい気持ちになる。


お母さん。見ててね。


お母さんの気持ちを無駄にしないように一生懸命走るから!!



「笑!!もうスタンバイして。」


隼人の言葉で我に返る。


レースをみると、もう第2走者が走ってる。


次はあたしの番だ!!


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