メモリー
あたしはコースに立った。
なんだか胸がドキドキする。
あたし、またこのコースの上に立ってるんだ。
なんだか夢みたいだ。
この胸の高鳴り…。
走り出す前の緊張感は昔と変わらなかった。
そしてすぐ目の前に、あたしのクラスの第2走者が近付いてくる。
うちのクラスは今のところ三位。
あまり前の人と差はないから本気だせば抜かせるはず。
いや、抜かしてやる。
あたしはバトンを受け取ると同時に勢いよく走りだした。