僕等がみた空の色
「夢の中、まで、助けられない、でしょ。」
切れ切れに言うもんだから、カッコがつかない。
それで力が強いことに気づいたのか、少し抱きしめる腕を緩めた。
しかし、あたしはいまだに藍にすっぽり包まれたまんまだ。
……藍て、こんなに背、高かったっけ。
しばらく黙っていた藍がやっと解放してくれた。
肩をつかまれたまま、苦々しい顔をした藍が目をじっと見て言った。
「なにがあった?」
他人に干渉しない、されたくない。
モットーに掲げていたけれど、藍には不思議と話せる気がした。
でも、うまく話せるか不安で、なんでもない、と視線を逸らした。