僕等がみた空の色
すると、あごをぐっと掴まれ、至近距離で藍と目を合わせる形に向かされた。
「いいから、話してよ。六花、俺、不安なんだ。」
なにが、とは聞かなかった。
なんとなく、聞いたらダメな気がして。
その顔があまりにも悲痛な面持ちだったので、仕方ないなぁ、というふうにため息をついた。
「ね、とりあえず放して?」
「あ、ごめん…。」
ぱっと藍が手を離すと、床に座るように促した。
あたしはその隣に座って、藍の肩にもたれかかった。
こうしてると、藍の鼓動が聞こえて安心するから。
藍は驚いたみたいだったけど、何も言わず、ぐっとあたしを引き寄せてさらに密着させた。
……あったかい。
思わず小さく微笑んだ。