僕等がみた空の色








「あぁー…馬鹿、あたし。八つ当たり……」



帰り道、ふと足を止めて自己嫌悪に陥る。




『大事なこと言ってくれない』





そうじゃなくて、あたしが逃げてるだけなのに。











『僕が見つけたんです』





あの後、運悪くパパが会社に呼び出されて、出勤しなければならなくなった。


藍にもケータイから着信があったみたいで、苦々しい表情をしてから、かけ直しに席を外した。

帰ってきたと思ったら帰らなきゃならない、と申し訳なさそうに出ていった。



バタバタしてそのまま何も聞けてない。



翌日、学校で会っても、藍が何か言いたげにしているのに対し、この話題を避けたのはあたしだ。


パパとママに頼まれた『また近い内に来て』という伝言も伝えれてない。




それから一週間、藍もそんなあたしを見て諦めたようだったが、なんとなくわだかまりがあったまま、ズルズル過ごしていたんだ。









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