僕等がみた空の色
「好きなくせに」
「…知らないとでも思った?」
不敵な笑みを浮かべる彼女は、本当にかつてのあの泣き虫なのか。
驚いて思わず立ち止まったあたしに、また、見てれば分かる、と言った。
「何年の付き合いだと思ってるの?六花ちゃんのことならお任せよ」
いや、まぁ、なんていうか。
頑なに避けていたことをこうもはっきりとかつ簡潔に言われると、
いっそ清々しいというか。
もう頷いちゃおうかな、みたいな。
なんか悩んでたことが馬鹿らしくなる。
「まぁ付き合ってる噂も流れたし、周りもそう思ってるかもねー」
飄々と恐ろしいことを言ってのけた。