僕等がみた空の色
藍のせいじゃなくて、ハゲのせいです。
なんてこと言えるわけなく。
あ、でもそれって結局藍のせいってことかな。
とか考えてると、藍がいつの間にか目の前まで来ていた。
「…口くらいきいてよ」
藍が少し拗ねたように言う。
「あ、ごめん、そゆわけじゃなくて、わかめが…」
……………って!
間違えた!!
もう間違えたのレベルじゃない。
ハゲのこと考えすぎた!
案の定藍はぽかんとしている。
むしろ蔑みも含まれている気がする。
「いや、あの、わか……わか、ってないのはあたしでしたごめんなさい!!」
勢いって大切。
……任せすぎるのも如何なものかしら。
ちょっと強引すぎたかな。
藍、まだ黙ったまんまだし。
「……そうだよ。」
藍が静かに口を開いた。