僕等がみた空の色







「一年生の冬に、二人で話したじゃない?そのときくらいかなぁ…」



強くなったんだと思う。
凛としたというか、明るくなったというか。


多分、他の人には分からないくらいだと思うけど。


そう言うと、汐は嬉しそうに笑った。



「ほんとに?嬉しい。私も、私なりにがんばってみようと思ってるの」



ふわりと微笑んだ汐は、前にも増して可愛くなった気がする。


本人には言わないけど、ちゃんと、って言ったらおかしいけど…、笑うことが多くなって、あたしは安心してるのだ。



きっと、汐は汐で、アオのことを糧に前へ進んでいるのだろう。



「ちょっとさみしいなー、子供が親離れしちゃうみたいで」


からかうように笑うと、もう、とふくれた汐に叩かれた。


「私の親友は、いつまでも六花ちゃんなの。だからたまには私のことかまってよね」



当たり前じゃない、と返事をして、ふと気になったことを尋ねた。


「そういえば、汐さ、あたしと帰らなくなってから一人で大丈夫?」


汐は可愛いから襲われたりしないかと心配でなんとなく聞いたんだけど。









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