僕等がみた空の色






いつもこうだ。




あの日のことを思い出すとこうやって過呼吸になる。


何度も何度も。

苦しみはあたしにまとわりついて離れない。




華奢な期待はすぐに崩れてしまうから、そんなものとっくの昔に捨てた。

あたしに救いのときは来ない。




やっと落ち着いた呼吸をもう一度深く繰り返す。



そして小さく笑う。


こんなに痛くて哀しいのに、涙がでないなんて。



いっそ泣きたいよ。



枯れるくらいに。



そうしたら、どんなに楽になれるんだろう。







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