天使と吸血鬼
「お前ら!!
いじめて面白いか!!」

そう彼女の腕を、
天童先生が掴んで、
楓は叩かれなく済んでいた。

私は魔力を使おうとしたが、
楓にバレたくなかったから、
使えなかった。

私の体を掴んでいる子達も、
腕を離し始めて、
楓の傍に近寄った。

「お前ら!!
何をしているんだ!!!
ここは勉強をする所で、
喧嘩をする場所ではない!!

飛行機の往復の席を、
抽選で決めたのは、
みんなも知っているはず!!

なのに何故?真壁をいじめる?
俺には理解出来ない!!」

「だって先生は、
真壁さんばかりひいきしている。」

「そうよ!!」

先生の好きな他の生徒が、
言い出したとき、
私達生徒全員がビックリする様な、
大声で怒った。
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