天使と吸血鬼
もういい・・。
お互いに結ばれない運命
かも知れないが、
俺は諦めないと誓った。

水晶の半分は何処かに
ある筈だ。
もし叶うのなら、
彼女を天使にして欲しいと、
願うことに決めた。

そして彼女を抱きしめた。

「エリカ。
俺達は結ばれない運命かも
知れない。
けど俺は諦めない。
天上界の王様に願うよ。
君を天使にして欲しいと。」

けど彼女を殺さない限り、
悪魔が滅亡しない。
その運命が俺達を一層
苦しめる結果になるとは、
この時だけ忘れていた。

・先生サイド終わり・
< 91 / 159 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop