Devil†Story
澪「でっ…出来ないよっ!お父さんを失って…お母さんまで失うなんて…!」


澪奈は涙をいっぱい溜めながら叫んだ。


母「…そうね。難しいね。でも…お願いよ澪奈。私は…お父さんだけでもう沢山なの。失うのは…。それに…貴方達には未来がある。笑って生きていく権利があるの。ゴメンね。ワガママよね。残される方が辛いのに…」


母親は涙を溜めながら…でも、優しく微笑んだ。


澪「お母さん……」


母「私の可愛い子ども達…勝手だけど貴方達の未来は私達が作るわ。絶対に…こんな所で死なせたりしない。だから…貴方達に委ねるね。…お母さん達の想いを」


ジ「はっ、さっきっからウルセェんだよ、クソババァ!!」


ザクッ…!


母「あぅ…!」


澪「お母さんっ!」
麗「母ちゃん!」


母「行って澪奈っ!いつまでもつかは分からないけど…レイちゃんを連れて走って!」


母親は必死にしがみつきながら叫んだ。


澪「そんな…っ…!」


そうモタモタしている間にも母親は切られ、血が飛び散る。


――お母さんの想いを…無駄にしていいの?


澪奈の頭の中で誰かが言った。
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