Devil†Story
段々と音が近くに近づいている。


澪「警…察…?」


澪奈は相変わらず苦しそうに呟いた。


ジ「チッ…誰か通報しやがったなァ。まァ、銃ぶっぱなして、坊っちゃんが叫び声あげたから仕方がないか…」


男は一瞬2人を殺そうとしたが、パトカーがどんどん集まっている様子だったのでまた舌打ちをして呟いた。


ジ「今回は仕方がないか…このサイレンの量だと警官全員一度には殺せないし、俺も遊び過ぎたからなァ。命拾いしたなァ、ガキ共」

男はそう言うと奥の部屋に向かい、そこの窓ガラスを割って外に逃げて行った。


暫く2人は唖然としていたが、玄関から警官が入ってきた。


警A「夜分遅くにすみません!今、叫び声や銃声がしたという通報が入ったので伺わせていただきました!大丈夫ですか――」


そこまで言った警官の目に飛び込んできたのは…血塗れの子ども2人。


警A「君たちどうしたんだ!?」


警官が慌てて麗弥と澪奈の方へ駆け寄るが、その状況に思わず息を飲んだ。


警A「これは酷い…!」


警B「どうしたっ!?」


別の警官が入ってくるとその警官も目の前の惨劇に息を飲んだ。


警A「酷い怪我なんだ!早く救急車と応援を呼んでくれっ!」


警B「わ、分かった!」


警A「犯人がまだ近くにいるかもしれない!気を付けろよ」


ハンカチを出しながら今、行った警官に話し掛け麗弥の方を向いた。


警A「大丈夫かっ?辛いだろうが、しっかりするんだ。今、すぐに救急車が来るから」


側に寄り添うように麗弥の目にハンカチを当てる警官。


目の前の安心出来る存在に、澪奈と麗弥は緊張の糸が切れて気絶してしまった。

辛い現実から逃げるように…。
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