Devil†Story
―Black Cafe―


刹「これは酷いね…」


刹那 当時17歳。


稀「どうしたの?」


稀琉 9歳。


稀琉は刹那が読んでいた新聞を覗き込む。


刹「これだよ」


テレビのリモコンを手にとり、テレビをつけた。


そこには麗弥達の事件の事がひっきりなしに放送されていた。


稀「これ…酷いね…。この目を刺されちゃった9歳の子…僕と同じだ…」


悲しそうに呟く、稀琉。


境遇は違えどと、同い年であるこの子に想うものがあるのだろう。



竜崎 麗弥くん…ね。


両親を目の前で射殺と絞殺されて、姉の竜崎 澪奈さんも背中に大きな傷を負い本当かどうかは不明だが、その事件をきっかけに体が弱くなったと…。


で、本人は目を刺されて重体か…。


どうせなら全員殺していけば良いのに。


生き残った方が辛いからね…。


特に子どもなんてね。


そう考えながらまだテレビの画面をじっと見ている稀琉を見た。


まぁ、俺には関係ないけ――


そこまで考えていた、刹那がふ、と閃いた。


……待てよ?


最近、騒がれてた連続殺人鬼が起こした事件っぽいけど、この殺し方的に犯人は醜鬼になってる可能があるって事だよな?


生き残った2人はどちらも傷を負っている。


そして、姉の澪奈さんだけが体が弱くなった…。


刹那はニヤリッと笑って稀琉に話し掛ける。


刹「…ねぇ、稀琉」


稀「何?」


稀琉が不思議そうに後ろを向いた。


刹「もしかしたら…お友達出来るかもよ」


稀「本当!?」


稀琉がパァと笑顔になる。

刹「うん。…さて、今日行ってみようかな」


稀琉の頭を撫でながら、刹那はまたニヤリッと笑った。
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