Devil†Story
醜「ほぉ?俺様の事を知ってるようだな。だが…深くまでは知らねェよなァ?俺様がお前の事、弱虫で間抜けな話し方してる事くらいにしか知らねェくらいによォ」

男の言葉に俺は怒りを覚えた。

麗「…この話し方は…誰かの笑顔の為にやってたんだ。間抜けだろうが、弱虫だろうが構わへん。…いや、お前なんかにこの話し方する必要もないな」

今だけ本来の話し方に戻す。あいつにそんな事、しなくたって良いのだから。

醜「あぁ、別に構わないなァ。しかし、本当に戦えんのかァ?それ使って俺様と戦ったら…結局お前は俺と同じだったって事だぜェ?」

澪「…!」


姉さんが息を飲む音が聞こえる。俺は暫く目を瞑り、考えてから目を開けて答えた。

麗「――そうだ。俺はてめえと同じ人殺しだ。だけど…完全にお前と同じにはならない。俺は人殺して…罪悪感を感じなかった日なんかない。お前みたいに…楽しんで人を殺す様な屑にはならないッ!でも…お前だけは喜んで殺してやる。両親を虫けらの様に…殺したお前だけはなぁ!!」

睨み付けながら、ガチャリと2丁拳銃を男に向けた。

麗「稀琉から離れろッ!」
バンッ バンッ!

俺が銃を発砲したのと同時に男はその場から離れる。
麗「稀琉!」

稀琉の側に行って稀琉を抱き抱える。

稀「だ…大丈夫。多分、肩は少しズレちゃったと思うけど…ッ…。…ゴメン、麗弥」

申し訳なさそうに俺に謝る稀琉。理由は…分かる。怪我して心配させてしまったという事と、怪我してしまったばっかりに麗弥の事がバレてしまった事に責任を感じてるのだろう。俺はそれが分かっているから笑って話す。

麗「なんで、稀琉が謝ってんねん。俺が謝りたいんやで?てか、寧ろ…ありがとな」

稀「えっ…」

稀琉が訳分からないといった顔をしている。

麗「稀琉が…俺の為に悪者になって傷付いてまで守ってくれる姿見て…俺、分かったんねん。…大事な物が増えてた事に…」

稀「麗弥…」

麗「あっ、クロムにも気付かされたなー…。…俺は大丈夫。せやから…安心しとって?」

俺が笑いかけたのと同時に…

醜「ギャハハハッ!!!」
「!」

男の笑い声が響き渡った。
笑っている男を俺は睨み付ける。

醜「くっ…だらねェ、ものばっか覚えたかと思えば…良い目になったなァ!これなら…楽しめそうだァ!」
ニヤリッと笑う男。

俺はロスの方を見てロスに言う。

麗「ロスッ!稀琉を…頼むで」

ロスは俺の言葉に黙って頷いた。

醜「来い麗弥ァ!所詮てめえは…俺様と同じだって事を教えてやらァ!」

男はそう言うと駆け出した。俺も2丁拳銃を構えて…男に向けて発砲した。
< 314 / 540 >

この作品をシェア

pagetop