Devil†Story
誰…だ…?

気付けば闇の中に居た。上から圧力をかけられているような感覚が麗弥を襲う。

聞いたことがあるような、ないような声が頭にこだました。

――本 当 ハ 殺 シ タ イ ン ダ ロ ウ?

違う……!殺したくなんか…!

――嘘 ヲ 付 ク ナ。憎 イ デ ア ロ ウ?


それは……

――ジ ャ ア 殺 シ チ ャ エ ヨ!

嫌だっ…!

――殺 セ!

嫌だ…ッ!

――殺 セ ヨ ッ!!



ドックン 殺セ ドックン 殺シチャエヨ ドックン 敵ダロウ? ドックン………

心臓の音と声がこだまして闇の中で耳を塞ぐ。

もう…やめっ……!

ギュッと目を強く瞑った時、耳元で声がした。

――ジャア…。オマエハ…一体……。ナ ン ノ 為 ニ 生 キ テ タ ン ダ…?

麗「……!」

その声に反応して思わず目を開ける。

何の…為に……?

姉さんを…守る為の…力が欲しくて…銃と針を手に取って……アレ?

なんで銃と針を手に取ったんだっけ……?

――そうだ。金の為に…人を殺す為にだ……。

…って、ことは…人を殺す為に…生きてたって…ことか……?

ドックン ドックン……

そう思うと相変わらず圧力をかけられ、頭がハッキリはしないが不思議と胸の苦しさがなくなってきた。

フワッと後ろから誰かに抱き締められる。

ピチャッ…

その手は血にまみれている。

――ソウダ、麗 弥。オマエハ…ソノ為ニ 生 キ テ キ タ ン ダ

ふっと後ろを向くと…そこに居たのは血にまみれで、両目が金色になった自分だった。

その口が嫌と言うほどつり上がっている。

――サ ァ 麗 弥。一 ツ ニ ナ ロ ウ

ズズッ…

麗「!!」

もう一人の“俺”の手が体の中に入っていく。

――ドックン!

その瞬間、俺の意識は途絶えた。
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