やくざと執事と私【第3部 上巻:ラブ&マネー】
「え~、龍一を連れて、クラブに行けばいいと思います。そうすれば、綺麗な女に囲まれてウハウハで龍一の機嫌もあっという間に上機嫌に変わると思います。」
イスから立ち上がり、自信満々の表情で言う組長。
「はい、却下。それ、組長がクラブに行きたいだけでしょ。」
一刀両断に組長の意見を却下する私。
「他には、何かありませんか?」
私は、サブと真木ヒナタを見る。
「しょうがないな。それだったら、龍一にトトロを・・・」
「はい、それも却下。あれを見て、機嫌が直るのは、子供と真木さんだけです。」
真木ヒナタの意見は、言いかけの状態で却下する。
「サブさんは?」
「えっ、俺?・・・え~っと・・・・その・・・あの・・・・」
急に呼ばれて、イスから立ち上がるも、意見を言えずに焦るサブ。