わたしの名前は…
「…サキ?どうした?…」
「何で私、
ユウキに1番に出会えなかったんだろ…」
「…何でだろうな。
でも、なんか意味あるんじゃね?
だから今のサキがいて、
オレらが出逢ったんじゃね?」
そう言って振り向き、
ユウキは私に
やさしくキスをした―――
静かに顔を離し、
下を向いてユウキは
「ごめん…」
と言ってまた
線をつなぎ始めた…
「いいよ…
抱いて―――」
初めて自分から誘った…
ユウキは
本当にやさしく、
やさしく、
私を抱いた―――
コウキとしたことのない
知らないH…
違う…
初めてコウキが
私を抱いたときは感じていた、
やさしいH…
いつから…
コウキとのHに幸せを感じなくなったんだっけ…
しなくちゃいけない、
しなければ失う、
そんな脅迫観念でHしだしたのは…
いつから…だっけ…
私はユウキに抱かれながら泣いていた…
「サキ…
嫌ならしなくていいんだよ…」
「違うの…
ユウキが優しすぎて…
Hってこんなに幸せだっけかな…」
「サキ…」
ユウキは激しくキスをし、
急に激しくHをする―――
「俺が絶対サキを幸せにするから―――」
愛してる。
愛してしまっている、
ユウキを…
コウキよりも…
キタナイ…
ワタシはキタナイ…
ユウキに抱かれて、
コウキのコトを考えて、
ワタシはキタナイ―――
流れる涙を
ユウキはもう見ないフリをした…
それは、
コウキを想っていても構わないという、
ユウキのやさしさ…
ユウキなら
いつまでもしあわせなHをさせていてくれる…
たぶん…
でも、
ワタシはキタナ過ぎた―――
変わることを
恐れた―――
汚くて、臆病だった…