わたしの名前は…
私は“カレン”にさよならした。
しなくてはと思った。
ユウキの愛したのは、
“カレン”じゃない。
愛されたのは、
愛されたいのは、
“サキ”だから―――
コウキのところに戻る前に“サキ”にならなくちゃ。
早く戻って、
“サキ”を愛してもらわなくちゃ。
“サキ”を取り戻して、
愛をつかまえなくちゃ――
なぜそんなに
愛に、コウキに、
こだわらなくちゃいけなかったのか…
今ではもうよくは分からない…
理由なんて、
理屈なんて、
思いつかない…
それが私が
知らなくてはいけなかった路…
運命ってやつなんだろう…
3月…。
クラス全員、国家試験合格―――
卒業試験、クリア―――
「サキ戻るの?地元…」
コレ、私の心友…
四つ上の、クラスメイトのメグちゃん。
世界に2人だけ、
私が全てを打ち明けた1人…
ユウキと、メグちゃん…