わたしの名前は…



「いいの?
もう…逢えなくなるよ?
あの人、こっちの人でしょ?」

「いいの、
ちゃんと振られてるし。 コウキを愛してるし…」

「そうは見えないけど?
ユウキ君を彼氏に求めたら、
彼氏がかわいそうだよ?
付き合い長すぎて、情入ってるだけじゃない?
振るのも愛だよ?」



振るのも愛…

「知ってる…」


「…だね。
サキはいろんなもの見すぎたかもね…
止めても無駄だもんね、
サキ、頑固だから(笑)」


「すみません。
言うこときかない友達で…
でも、
ずっと支えてくれてありがと…」


「これからもよろしくでしょ(笑)!
…私はずっと、
サキが幸せになるまでいなくならないから…
サキの思うように生きな。
本気でダメなことしたら、いつでも説教しに飛んでってやるから!!」


「あはは!
メグちゃんマジでするからなぁ…
ちゃんと幸せになります!!」




メグちゃんは、
1度結婚式まで予定して
相手の頼りなさにマリッジブルーになり、
破談させた経験を持つ…


簡単に言えばそうだけど、
その経験は凄まじく、
彼女の心は
一時精神科に通ったほど傷つくものだった…



その過去を乗り越え、
こうして笑うメグちゃんは本当に強い…


繊細な心を守るために、
強くならざるを得なかった…

それが正解か…



だけど、だから、
人の痛みがわかる…

“サキ”の理解者…

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