わたしの名前は…




確かに…

私はコウキに抱かれて、
ユウキを想っていた時も確かにあった…

でも、
ユウキのことはもう過去…


思い出すことも
その頃には殆どなかった…



ユウキの教えてくれた本当の愛を、
ちゃんとあなたに求め、
探していた…


あなたを愛し、
あなたに愛されたくて…
必死に生きていた…


空っぽの心を、
あなたに埋めて欲しかった…



私には、
もう、
あなたしかいなかった。

求める愛は、
あなたしか持っていない。




あなたの子です。

他の誰の子だというのか…



サキが抱かれていたのは、あなたです、コウキ。


きっとユウキに抱かれていたときも、
あの頃のあなたに抱かれたくて…





あなたの子です。

私と、
あなたの子です。


みんな、
私が愛した、
あなたの子です…

みんな、みんな―――

私の愛しい、
愛しい子です。

あなたと私の―――






そんな残酷なことを言わないで。

みんな、

あなたの子です―――

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