わたしの名前は…
「へぇ!小沢先輩も
優しい顔すんだねぇ!!」

意外な顔を見て
私はちょっと得した気分…

「何がよ。
オレいつも優しい顔してんじゃん?」

「女には…だろ?」

「うるせーよ?ナルセ君?
いらないコト言ってっとボクに負けちゃうよ?」

「しかしお前等、
よく続いてるよなぁ…
絶対別れると思ったのに」

イツキ先輩が、
不思議だを意に込めたように言う

「当たり前じゃん。
オレ達、愛し合ってるもん!」

「おー!言うねぇ!!
でも、サキ、気を付けろ!
コウキなんか
お前いない間何してるか解んないぞぉ!?」

「大丈夫だもん。
信じてるもん。
愛し合ってるもん!」

やっぱ小沢先輩は
意地悪だああぁ!!!

「まぁ、
コウキが浮気したらオレがなぐさめてやるからな!」

「しねーよっっっ!!!」

コウキと私の声が合う。

「すっげぇ!
ハモった、こいつら!」

「あっはは!
小沢、お前の負けだろ(笑)!?」

大爆笑のナルセ先輩。

「大丈夫だよ。
オレがちゃんと監視しててやるから!」

「えぇー!
女に関してはナルセ先輩が1番信じらんないじゃん」

「あ、痛!
お前、オレの1番痛いところをぉ(泣)!!」

「大丈夫だって。
しねーよ浮気なんか。
お前等、サキいじめすぎ!
やめて!
オレの大事なサキちゃん いじめないで!!」

「うっわ!熱っつくね?!
今何月だ!?
お前等2人出てけ(笑)!」

コウキと私の襟を
小沢先輩が後ろからつかむ。

「おい、小沢君?
何とか言いながら…
人の手、
見てんじゃねぇよ!!」



あぁ、キモチいい。
ココチいい…

2人きりの時間は減るけど、
みんな笑ってる
この時間が大好きだな――
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