秘密の同居
「今日何食いたい?」
伸びた髪をうっとうしそうに束ねる姿もムカつく程絵になっていて、さりげなく目線を反らしたまま、冷たい物!と言った。
「はぁ?
なんだよ冷たいもんって。
例えば?」
『…そーめんとか?』
「じゃあ簡単だしそーめんな。」
すっかり同居が慣れてきてしまって、料理も母親に作ってもらっているかの様な気分だった。
最初は本当に嫌だったけど、今では結構居心地が良かったりする。
『…ねぇ、夏木君は知ってる?』