甘い彼氏とX'mas〜Sweet続編〜

「萌音、こっち向いて?」


「ヒック…」


泣きながら顔を上げるワタシに


優しくて甘いキスが降り注ぐ


何度も重なる唇に自然と昴君の首に手を回す


「ハァ…萌音…このまま…いい?」


キスの合間に聞かれる言葉に
ワタシは小さく『ハイ』って囁いた



そしてそのままベットに倒れ込み


今度は深いキスの雨が降る


「ハァ…ン……」


必死にしがみつくワタシの手を下におろし


ワンピースをたくしあげて下着だけにする


初めてみる男の人の身体に胸が高鳴るけど

なぜか綺麗だと感じてしまった



そっと下着を外され


肌が全てあらわになった自分の身体を

昴君がそっと触れると


「アッ……」


自然と甘い声が出てしまった



「萌音可愛い…もっと聞かせて」


そぉ言うと今度はワタシの小さな胸に舌を滑らせてくる


「アン……ハッ……」


自分は本当に初めてなんだろうか


そんな錯覚さえ起こしてしまうほど


昴君の全てを体中で感じていた



「萌音、愛してるよ…」


ワタシも


ワタシもだよ昴君…


何度も耳元で囁く彼は


そっとワタシが壊れないように


ワタシの中へ入って来てくれる


「イタッ………」


「ごめん、萌音…」


「いいの、平…気、アッ…」


少しずつ動く昴君にしがみついた


それは痛いはずなのに


痛さよりも涙が出るほど幸せなものだった


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