プラチナの誘惑
さすがに我が社の中枢であり稼ぎ頭である設計部。
1フロアぶち抜きの部内は圧巻で、人の数やcadが整然と並ぶ様子には何度見ても慣れる事はない。
普段緩やかな時間の中で仕事をしている毎日との差が気持ちを引き締めてくれる気もする。
広い部内の奥を見渡して、ザワザワとした人達の向こう。
いた…。
自分の席の周りの何人かの若手らしきグループに指示を出しながら笑ってるいる…相模さん。
どこにいても目立つ雰囲気は、かなり離れた場所からでもすぐに見つけられるもので。
見た目の良さだけではないオーラをまとっている。
忙しい相模さんに、何のアポもとらずに来たけれど…少しだけでも…時間を割いてくれるかな…。
いつもの弱気な自分が私の足をその場にくぎづけにする。
緊張で鼓動も激しい…。
でも。
きっとアポなんてとってたら間に合わない。
行かなきゃ。
馴染みのない顔ぶれに、じろじろと見られる居心地の悪さを無視しながら相模さんの席へ向かった。
1フロアぶち抜きの部内は圧巻で、人の数やcadが整然と並ぶ様子には何度見ても慣れる事はない。
普段緩やかな時間の中で仕事をしている毎日との差が気持ちを引き締めてくれる気もする。
広い部内の奥を見渡して、ザワザワとした人達の向こう。
いた…。
自分の席の周りの何人かの若手らしきグループに指示を出しながら笑ってるいる…相模さん。
どこにいても目立つ雰囲気は、かなり離れた場所からでもすぐに見つけられるもので。
見た目の良さだけではないオーラをまとっている。
忙しい相模さんに、何のアポもとらずに来たけれど…少しだけでも…時間を割いてくれるかな…。
いつもの弱気な自分が私の足をその場にくぎづけにする。
緊張で鼓動も激しい…。
でも。
きっとアポなんてとってたら間に合わない。
行かなきゃ。
馴染みのない顔ぶれに、じろじろと見られる居心地の悪さを無視しながら相模さんの席へ向かった。