プラチナの誘惑
思いがけない話に、気持ちが揺れて感情も落ち着かなくて。
自分の会社内での存在位置や意義とか…いっぱい溢れる想いをぼんやりと整理していると、
「…彩香。しばらく一緒によろしくな」
隣に座ったのは、
「壮平…。こちらこそ」
にっこり笑って話し掛ける同期の小橋壮平。
入社以来、特別に仕事のつながりもないせいか、同期の宴会の時くらいしかちゃんと話す機会もなかった。
それでも、同期の結束の強い中で自然と親しくなった。
営業成績は伸び盛りの若手だと聞いている。
人当たりの良さと爽やかな容姿は営業にうってつけ。
営業部で唯一の同期だからか、昼間の打ち合わせの時から優しく気をつかってくれて、少しホッとする。
「…飲んでる?」
まだ半分以上残っているビールの瓶を手に取って聞くと、
「かなり飲まされた。
でも、彩香のビールを
飲まないわけにはいかないよな」
軽く笑って差し出されたグラスに並々と金色の
おいしそうなビールを注ぐ。
自分の会社内での存在位置や意義とか…いっぱい溢れる想いをぼんやりと整理していると、
「…彩香。しばらく一緒によろしくな」
隣に座ったのは、
「壮平…。こちらこそ」
にっこり笑って話し掛ける同期の小橋壮平。
入社以来、特別に仕事のつながりもないせいか、同期の宴会の時くらいしかちゃんと話す機会もなかった。
それでも、同期の結束の強い中で自然と親しくなった。
営業成績は伸び盛りの若手だと聞いている。
人当たりの良さと爽やかな容姿は営業にうってつけ。
営業部で唯一の同期だからか、昼間の打ち合わせの時から優しく気をつかってくれて、少しホッとする。
「…飲んでる?」
まだ半分以上残っているビールの瓶を手に取って聞くと、
「かなり飲まされた。
でも、彩香のビールを
飲まないわけにはいかないよな」
軽く笑って差し出されたグラスに並々と金色の
おいしそうなビールを注ぐ。