先生のビー玉
「わかった。わかったから…」

佳奈を落ち着かせようと背中を優しく撫でる。

「悪かった。
佳奈に言わせたのがいけなかったんだ。
ごめん」

彼が謝る。

「浩ちゃんは悪くない。
悪くないよ…」

「いいや、ありがとうな。
でも…また何かあったらすぐに連絡だぞ」

頷く佳奈。
そして…

「今…30分過ぎたか。
じゃ、さっきのご要望にお応えして…」

腕時計を見、佳奈をじっと見る彼。

「えっ?あ…えっと…んっ…」

彼の唇が佳奈を捕らえた。
今までにない激しいキス。

「…佳奈…佳奈…」

キスが止むと、力強く佳奈を抱きしめ名前を呼ぶ。

「こ、浩ちゃん?」

「だめだ…一日こうやって抱きしめないと俺がおかしくなる…
俺…ヤバいわ…」

そう呟かれた佳奈…

「わ、私も…」

小さな声で言った。
< 382 / 442 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop