雨のあとに
船は順調に航海を続けているけど、一日中部屋に閉じこもっていたら退屈で死にそう。魔族とバレないようにしなくちゃいけないとはいえ、流石にそろそろ限界だよ。髪と瞳さえ見られなきゃ平気だって。あたしは我慢できず、頭と顔を隠して船を探検することにした。
この船は人を運ぶより荷物を運ぶことの方が多いみたいで、人は少ない。色々見て廻ったけど、面白くもなんともない。最後に貨物室を見つけて鍵が開いていたから覗いてみると箱やら袋やら沢山置いてある。奥まで入ってみると檻があった。暗くてよく見えない、何か動物が入っているのかな?近くに寄ってみると檻の中身が話しかけてきた。
『誰だ。』
『うわっ!喋った、人!?なんで人が檻に入れられてんの?』
『白々しい。魔族がそれほど珍しいか?』
『え、あなた魔族なの?あたしも。』
隠していた顔を見せると驚いていた。
『何!?双黒だと。貴様は一体・・・。』
『まあまあ、とりあえずこっから出してあげる。』
少し離れた場所にあった鍵束を取って檻の鍵を開けた。それからその人を連れてあたしの部屋まで戻った。
『それでどうして檻なんかに入れられたの?』
『魔族だと知られたからだ。破魔石のある場所だとは知らずに足を踏み入れてしまって魔族だと知られた。』
『ハマセキって何?』
『貴様魔族のくせにそんなことも知らないのか。破魔石とは我々魔族の魔力を封じ込める石のことだ。魔力を持つ者が破魔石に近づけば血を吸い取られるような感覚に襲われ、痛みで動くことさえ困難になる。』
『知らなかった、そんな石があるんだね。』
『魔族なら覚えておいた方がいいぞ。特にお前ほど上等な見かけをしていれば欲しがる輩も多いだろ。』
『上等って・・・、お兄さんもかなりのイケメンじゃない。てゆうかどっかで見たことあるような顔なんだけど。』
この船は人を運ぶより荷物を運ぶことの方が多いみたいで、人は少ない。色々見て廻ったけど、面白くもなんともない。最後に貨物室を見つけて鍵が開いていたから覗いてみると箱やら袋やら沢山置いてある。奥まで入ってみると檻があった。暗くてよく見えない、何か動物が入っているのかな?近くに寄ってみると檻の中身が話しかけてきた。
『誰だ。』
『うわっ!喋った、人!?なんで人が檻に入れられてんの?』
『白々しい。魔族がそれほど珍しいか?』
『え、あなた魔族なの?あたしも。』
隠していた顔を見せると驚いていた。
『何!?双黒だと。貴様は一体・・・。』
『まあまあ、とりあえずこっから出してあげる。』
少し離れた場所にあった鍵束を取って檻の鍵を開けた。それからその人を連れてあたしの部屋まで戻った。
『それでどうして檻なんかに入れられたの?』
『魔族だと知られたからだ。破魔石のある場所だとは知らずに足を踏み入れてしまって魔族だと知られた。』
『ハマセキって何?』
『貴様魔族のくせにそんなことも知らないのか。破魔石とは我々魔族の魔力を封じ込める石のことだ。魔力を持つ者が破魔石に近づけば血を吸い取られるような感覚に襲われ、痛みで動くことさえ困難になる。』
『知らなかった、そんな石があるんだね。』
『魔族なら覚えておいた方がいいぞ。特にお前ほど上等な見かけをしていれば欲しがる輩も多いだろ。』
『上等って・・・、お兄さんもかなりのイケメンじゃない。てゆうかどっかで見たことあるような顔なんだけど。』