破れぬ誓い
「人殺しっつー罪は消えねぇんだ。ならしっかり背負って生きてく。それだけよ。」
「アタシには…。」
「できねぇんじゃねぇ。コレが俺たちの宿命だ。」
アタシを真っ直ぐ見て土方さんが言った。
アタシの目に涙がたまる。
「っぐ…けどっ……。」
「お前が忘れなければ、すまないと思ってるなら、あいつらも少しは報われるだろーよ。お前なら殺した相手が開き直っていたらどうする?」
「嫌…です。」
「じゃぁ、しっかり背負ってすまないと思って生きてくんだ。」
「………はい。」
苦しい。
アタシはそれに耐えられるのだろうか。
「だがな。」
土方さんが向いてまた話し始めた。